ペダルのルーティングを制御する
Pedalboard には、ペダルエフェクトの信号ルーティングをコントロールするためのルーター領域があります。ペダル領域の上にポインタを置くと、ルーター領域が表示されます。ルーター領域では、2 つの個別の信号パス(「Bus A」と「Bus B」)を使用できます。これらは 2 本の灰色の横線で表されます。ペダル領域にドラッグして追加したペダルは、デフォルトでは「Bus A」(下の線)にルーティングされます。
Pedalboard には信号ルーティングをコントロールするためのユーティリティが 2 つ用意されています:
Splitter:「Bus A」と「Bus B」間で信号を均等に(「Split」モード)または特定の周波数で(「Freq」モード)分割します。「Freq」モードでは、「Frequency」ノブで設定した周波数よりも高い信号が「Bus B」に、低い信号が「Bus A」に送られます。
Mixer:「Bus A」と「Bus B」間の信号レベルの関係を操作できます。信号経路のどこにでも挿入できますが、通常は信号経路の末尾(ペダル領域の右端)で使います。「A/Mix/B」スイッチでは、「A」の信号をソロにしたり、「A」の信号と「B」の信号をミックスしたり、「B」の信号をソロにしたりすることができます。「Mix」フェーダーのレベル設定は、「A/Mix/B」スイッチのすべての位置に適用されます。「Mixer」には、各バスに個別のパンコントロールもあります。
「Splitter」は、ペダルの前または間にドラッグできます。最後のペダルの後ろにはドラッグできません。ペダル領域に「Splitter」をドラッグすると、最後(一番右)のペダルの後ろに自動的に「Mixer」が追加されます。この「Mixer」を削除(領域外にドラッグ)すると、「Splitter」も削除されます。
「Mixer」は、ペダルの間または最後のペダルの後ろにドラッグできます。最初(一番左)のペダルの前にはドラッグできません。ペダル領域に「Mixer」をドラッグすると、最初のペダルの前に分岐点が追加されます。「Bus A」のペダル間にある灰色の丸のいずれかをクリックすることによって、この分岐点を移動できます。
ペダルを「Bus B」にルーティングする
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ペダル領域の上にポインタを置いてルーターを開き、ルーターでペダルの名前をクリックします。
クリックしたペダルが「Bus B」にルーティングされ、ペダル領域で最後のペダルの右側に「Mixer」ユーティリティペダルが表示されます。
ペダルのルーティングを「Bus A」に戻すには、ルーターでそのペダルの名前をもう一度クリックします。
「Splitter」を追加する
複数のペダルを追加した状態で、ペダル領域に「Splitter」をドラッグします。
「Splitter」ユーティリティとバスの分岐点を切り替える
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バスの分岐点を「Splitter」ユーティリティに置き換えるには:ルーター内のバスの分岐点をダブルクリックします。
ペダル領域に「Splitter」ユーティリティが表示されます。
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「Splitter」ユーティリティをバスの分岐点に置き換えるには:ルーター内の「Splitter」というラベルをダブルクリックします。
ペダル領域から「Splitter」ユーティリティが削除されます。
「Mixer」の位置を変える
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「Mixer」を別の位置まで左または右にドラッグします。
左に移動した場合、より前の挿入位置で「Bus A」と「Bus B」がダウンミックスされます。関連するエフェクトペダルが右に移動し、「Bus A」に挿入されます。
右に移動した場合、より後の挿入位置で「Bus A」と「Bus B」がダウンミックスされます。関連するエフェクトペダルが左に移動し、「Bus A」に挿入されます。
参考: 「Mixer」は、分岐点または「Splitter」の直前および直後には移動できません。
「Splitter」の位置を変える
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「Splitter」を別の位置まで左または右にドラッグします。
左に移動した場合、より前の挿入位置で「Bus A」と「Bus B」が分岐します。関連するエフェクトペダルが右に移動し、「Bus A」に挿入されます。
右に移動した場合、より後の挿入位置で「Bus A」と「Bus B」が分岐します。関連するエフェクトペダルが左に移動し、「Bus A」に挿入されます。
参考: 「Splitter」は、対応する「Mixer」ユーティリティの直前(および右側)には移動できません。