ダイレクトボックスを使う

ダイレクトボックス(D.I. ボックスとも呼ばれます)は、電子楽器の出力を、アンプを使わずにミキシングコンソールに直接接続するために、録音スタジオで使われるデバイスです。Bass Amp Designer のダイレクトボックスは、評判の高いアメリカ製デバイスをモデルとしています。

図。 ダイレクトボックスのコントロールが表示された Bass Amp Designer。

ダイレクトボックスを表示する

  • プラグインウインドウの下部にある「ダイレクトボックス」ボタンをクリックします。

    アンプを再度表示するには、「アンプ」ボタンをクリックします。

ダイレクト・ボックス・コントロールを調整する

  • 「Boost」ノブ:回して、ダイレクトボックスの入力ゲインを設定します。

  • 「HF Cut」ボタン:クリックして、ハイパスフィルタのオンとオフを切り替えます。このフィルタはノイズの低減に役立ちます。

  • 「Tone」ノブ:回して、ダイレクトボックスの音色をプリセット EQ カーブのいずれかに設定します:

    • 1:100 Hz から 10 kHz にかけて -6 dB スクープされるカーブです。800 Hz 周辺が最も強調されます。アコースティック楽器や弦楽器、エレクトリックベース、キーボードに適しています。

    • 2:100 Hz から 10 kHz にかけて -24 dB、V 字型ノッチ状に大きく変化するカーブです。中心は 800 Hz 周辺です。エレクトリック・ベース・ギターに適しています。

    • 3:100 Hz から 10 kHz にかけて -3 dB スクープされるカーブです。800 Hz 〜 1200 Hz 周辺が最も強調されます。アコースティック楽器や弦楽器、エレクトリックギター、ベースギター、キーボードに適しています。

    • 4:1 kHz から 10 kHz にかけて -3 dB スクープされるカーブです。8 kHz 周辺が最も強調されます。60 Hz 〜 1 kHz の周波数が、ユニティゲインよりもわずかに 1 〜 2 dB 程度ブーストされます。10 kHz を上回る周波数は +3 dB ブーストされます。アコースティック楽器や弦楽器、エレクトリックギター、ベースギター、キーボードに適しています。

    • 5:10 Hz で -24 dB、900 Hz 周辺で + 3 dB という割合で上昇する、傾斜のついたカーブです。アコースティックギターやエレクトリックギターに適しています。

    • 6:10 Hz で -24 dB、900 Hz 周辺で + 3 dB という割合で上昇する、傾斜のついたカーブです。10 kHz 〜 20 kHz の範囲で信号が約 6 dB ロールオフされます。エレクトリックギターやベースギターに適しています。

  • 「Tone」オン/オフ・ボタン:クリックして、トーンコントロールのオンとオフを切り替えます。

アンプなしでダイレクトボックスのみを使う

  • 「Blend」スライダを右端までドラッグします。

ダイレクトボックスなしでアンプのみを使う

  • 「Blend」スライダを左端までドラッグします。

ダイレクトボックスとアンプを並列で使う

  • 「Blend」スライダを左端と右端の間の中心の位置にドラッグします。