マイクを選択する/配置する

Bass Amp Designer には、3 種類の仮想マイクがあります。キャビネットを選択した後は、エミュレートするマイクのタイプを選択し、キャビネットに対するマイクの位置を調整します。

デフォルトでは、マイクがスピーカーコーンの中央(軸上)に配置されます。この配置の場合、より豊かで力強いサウンドを生み出せます。スピーカーの端にマイクを移動する(軸外)と、明るく線の細いトーンになります。スピーカーにマイクを近付けると、低音のレスポンスが強調されます。配置はニアフィールドの位置に限られます。

図。 「Mic」メニューとマイクの配置グリッドが表示されている Bass Amp Designer のキャビネット領域。

マイクを選択する

  • キャビネットのグラフィックの下にある「Mic」ポップアップメニューから、マイクのモデルを選択します:

    • Condenser 87:高性能のドイツ製スタジオ用コンデンサマイクのサウンドがエミュレートされます。コンデンサマイクのサウンドは、きめ細かく、透明で、バランスも取れています。

    • Dynamic 20:カージオイド型指向性を持つ一般的なアメリカ製ダイナミックマイクのサウンドがエミュレートされます。このマイクのサウンドは、「Condenser 87」モデルと比べると、より明るくて切れがあります。中低域の周波数がロールオフされているため、ロックの演奏に適しています。これは、ミックス内のほかのトラックからベース・ギター・パートを際立たせたい場合に特に便利です。

    • Dynamic 421:カージオイド型指向性を持つドイツ製ダイナミックマイクのサウンドがエミュレートされます。幅広い周波数範囲を取り込むことができ、高域がやや強調されます。クリーンなトーンに適しています。

    ヒント: 複数のマイクタイプを組み合わせると面白いサウンドになります。ベースギターのトラックを複製し、両方のトラックに Bass Amp Designer を挿入します。違うタイプのマイクを各 Bass Amp Designer インスタンスで選択し、そのほかの設定はすべて同一のままにして、トラックの信号レベルを設定します。

マイクの配置を設定する

  1. キャビネットのグラフィックの下部にポインタを置いて、マイクの配置グリッドを表示します。

  2. グリッド内の白い点をドラッグして、マイクの位置とキャビネットからの距離を調整します。